近代産業の発展に大きく貢献した筑豊の炭鉱。その経営者たちの豪華絢爛な邸宅は麻生本家・伊藤傳右衛門邸など現存しておりますが、旧藏内邸もその一つ。
旧藏内邸は明治時代から昭和初期まで筑豊地方を中心に炭鉱・鉱山を経営し、大正8年には全国6位の産出量を誇った藏内次郎作、保房、次郎兵衛の三代にわたる本家住宅です。
大理石などをふんだんに使った大玄関、屋久杉と黒柿を市松模様に配した折上格天井と壁紙に金唐革紙を使った仏間内陣、屋久杉を用いた弓型天井の入側縁と18畳間が2室つながる大広間など、重厚で大規模な近代和風建築として全国的にも貴重です。またゆったりとした室内から見る池泉庭園は、山並みの眺望とともに多彩な景観を楽しむことができます。一年を通じてお茶会やひな人形の展示、音楽会など様々な催しも行われています。
四季折々でいろいろな表情を見せる旧藏内邸に一度足をお運びください。
所在地 | 福岡県築上郡築上町大字上深野396番地 |
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電話番号 | 0930-52-2530 |
営業時間 | 9:30~16:30(入館は16:00まで) |
定休日 | 水曜日 |
駐車場 | 約50台(無料) *大型車駐車スペースあり |